小児皮膚科
赤ちゃんの頃からのスキンケアが大切です
赤ちゃんの肌は見た目がきれいでふっくらすべすべ。そんな肌を見ると「スキンケアなんて必要ないのでは?」と思われるかもしれません。でも実は、とてもデリケートなのです。赤ちゃんの皮膚は角層が薄く、バリア機能が未発達です。このため色々な刺激に弱く、カサカサして痒くなったり、赤く腫れて湿疹や皮膚炎になったりします。また、汗をかきやすいため細菌やウイルスが繁殖しやすく、感染症を引き起こすこともあります。荒れた皮膚をそのままにしておくと、ぜん息やアレルギー性鼻炎、食物アレルギーを発症するリスクが高くなります。赤ちゃんの頃から早めにスキンケアをして、皮膚をきれいに保つことが大切です。
お子さんによっては特有の皮膚の症状が起こることもあり、ひとりひとり特別な配慮が必要なことがあります。
当院では、お薬を処方するだけではなく、軟膏の塗り方や使用期間、日ごろからの適切なスキンケアについて指導を行っています。
なお、皮膚の切除や縫合などの外科的処置は行っておりませんのでご了承ください。
主な対象疾患
- ■皮膚の乾燥・かゆみ・あかみ(乳児湿疹)
- ■アトピー性皮膚炎
- ■じんましん
- ■ウイルス性発疹症(突発性発疹、はしか、風しんなど)
- ■とびひ(伝染性膿痂疹)
- ■あせも
- ■虫さされ
- ■おむつかぶれ
- ■でべそ(臍ヘルニア)
- ■しらみ
- ■水いぼ(伝染性軟属腫)
現時点で切除を行っておりません。必要に応じて適切な皮膚科専門医をご紹介いたします。 - ■その他の発疹(川崎病、紫斑病など)