①5種混合ワクチンが開始されます
・4種混合ワクチン(百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ)とHibワクチンが一緒になった5種混合ワクチンが始まります。
・基本的なスケジュールは4種混合ワクチンと同じです。
・令和6年2月1日生まれ以降の方が対象となり、順次接種券が配送されます。
・これまで4種混合ワクチンおよびHibワクチンを接種されている方は、基本的には5種混合ワクチンの対象ではありません。引き続き4種混合ワクチン・Hibワクチンの接種を継続して下さい。
②小児肺炎球菌ワクチン(15価)が開始されます
・令和6年4月1日より、これまでの13価の小児肺炎球菌ワクチン(プレベナー)から、新たな15価の小児肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)に切り替わります。
・これまで13価ワクチンを接種されている方も、同様のスケジュールで途中から15価ワクチンに切り替えて接種可能です。
・13価ワクチンの予診票をそのまま利用できます。
③男性のHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の助成が開始されます
・令和6年4月1日よりこれまで任意接種だった男性のHPVワクチンの接種が板橋区で無料で行えます。
・対象は小学校6年生から高校1年生相当の男子です。
・男性が使用できるのは4価ワクチンのガーダシル(3回接種)のみとなります。
・将来のパートナーに対するヒトパピローマウイルス(HPV)感染を予防するだけでなく、HPVが原因とされている中咽頭癌などの頭頚部癌や肛門癌の予防に有効とされています。
④HPVワクチンのキャッチアップ制度の最終年です
・これまでHPVワクチンを打ち損ねていた女性がHPVワクチン(計3回)を無料で接種できます
・終了時期:令和7年3月31日
・対象:平成9年4月2日~平成20年4月1日うまれの女性
・対象者には接種推奨のはがきが送付されます。手元にはがきがない方はお近くの健康福祉センターに問い合わせ下さい。
⑤おたふくかぜワクチン(2回目)の助成が開始されます
・令和6年9月1日より、これまで1歳で行っていた1回目のおたふくかぜワクチンの助成だけでなく、年長で推奨されている2回目のおたふくかぜワクチンの助成が板橋区で開始されます。
・対象:小学校入学前1年間の児(MR2期と同時期)
・助成額:3000円(当院では自己負担1000円となります!)
・3月末にMRワクチン2期の予診票と一緒に対象者へ通知が届き、予診票は令和6年8月末より順次配送されます。
⑥MRワクチン任意接種の特例措置(無料)について
・対象者:板橋区のMRワクチン定期接種対象者のうち、定期接種の機会を逃した方
・MRワクチン1回目:3歳の誕生日前日まで
・MRワクチン2回目:小学校1年生の間
・ご希望の方は期限切れの定期接種の予診票をお持ちください。
⑦風しん第5期(抗体検査・予防接種)の最終年です
・風しん抗体検査を無料で実施し、抗体価が低い方は無料でMRワクチンを接種できます。
・対象:昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性
・終了時期:令和7年3月31日
・対象者には令和4年5月にクーポン券が発送されていますが、有効期限が切れている場合も令和7年3月31日までそのまま使用可能です。
⑧高齢者肺炎球菌の対象が65歳のみに変更されます
・対象:65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで
・自己負担1500円
⑨帯状疱疹ワクチンの助成について
・令和5年7月1日より開始された帯状疱疹ワクチンの助成が令和6年度も継続されます。
・対象:50歳以上の板橋区民
・助成額:シングリックス(2回接種) 1回10000円(当院では自己負担12000円/回となります!)
6月になりました。
夏のような日差しで熱中症が気になるようになったと思いきや、あいにくの雨模様です(^_^;)
気圧の変化に伴い喘息発作や体調不良を訴える方が増えています。いつも以上に規則正しい生活を意識してお過ごし下さい。
新型コロナウイルスが5類感染症に移行し1か月が経ちました。
繰り返し報道されていますが、現在記録的な感染症の同時流行を認めています。
インフルエンザはようやく減ってきましたが、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、溶連菌、ヘルパンギーナ、手足口病、アデノウイルス、水痘、おたふくかぜ、胃腸炎、肺炎など、様々な感染症が流行しています。麻疹も国内での報告が増えています。
この3年間コロナ以外の感染症の流行がなかったため、一般的な感染症に対する免疫を持っている方が相対的に少ない影響でしょう。今後もこのような傾向は続くと思われます。
コロナも検査数を絞っていますが明らかに増えています。現在は周囲への感染力の強さが問題になっています。
検査キットの入荷がなくなってきたため、症状に応じて必要な方に検査を絞って対応しています。ご協力のほどよろしくお願いします。
さて、6月11日(日)は板橋区休日診療を9-20時で行います。
インターネットで当日の順番予約をしたうえで、初診・久しぶりに受診される方はホームページより問診表をダウンロードして記載して来院下さい(印刷できない方は内容を紙に書き写してご持参下さい)。
順番が近づいたところでメールで呼び出しがかかりますので来院下さい。
電話での予約や、予約外の診療は緊急の方を除いて原則受け付けません。
引き続き発熱の方が多い場合は、隔離室が空くまで病院前でお待ち頂いております。ご協力のほどよろしくお願い致します。
新型コロナウイルスのPCR検査は午前中のみ受け付ける予定です。午後は抗原検査のみ実施します。
ご不明な点は電話でお問い合わせ下さい。
ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願い致します。
5類移行後のコロナウイルスへの対応については以下のリンクをご参照下さい。
・5類移行後の変更点(東京都保健福祉局) https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/soudan/5ruihenkou.html
・新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について(厚労省) https://www.mhlw.go.jp/stf/corona5rui.html
・12歳以上のコロナワクチンは二価のモデルナ製コロナワクチンに変更します。
・5月8日-8月末までは、12歳以上のコロナワクチンの対象者は、65歳以上の高齢者・ハイリスク者などに限定されます。
・6月24日で5-11歳の小児用コロナワクチンの接種を一旦終了します。
【対象】
・接種期限以内のコロナワクチンの接種券をお持ちの方
・5歳以上かつ2回目までの接種を完了されている方で、前回の接種から3か月経っている方
・生後6か月-4歳の方(1-2回目は3週間、2-3回目は8週間の間隔をあける)
・前後2週間、他のワクチンを接種されていない方(インフルエンザを除く)
・※令和5年5月8日より8月末まで12歳以上の接種対象者が変更されますのでご注意ください。
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kenko/kenshin/yobou/1030911/1045333.html
【予約枠】
・12歳以上:火曜日(隔週)
・5-11歳:土曜日(隔週)
・生後6か月-4歳:金曜日(隔週)・土曜日(隔週)
【生後6か月-4歳の乳幼児コロナワクチンについて】
現在まで当院での接種で重大な副反応は起きていません。
・計3回の接種を行います。3回までの接種で、5歳以上のワクチンの2回目まで相当(初回免疫)の効果を期待できます。
・1-2回目は3週間の接種間隔をあけます。
・2-3回目は8週間の接種間隔をあけます。
・標準的には生後6か月-1歳未満は太もも、1-3歳未満は太ももor肩、3歳以上は肩へ筋肉内注射を行います。
・まずは初回の1-2回目までの予約を受け付けます。3回目は2回目終了後に予約します。
・2回目・3回目を予定通り接種できなかった方は空いている枠にご案内しますのでお問い合わせ下さい。
【注意事項】
・接種券、保険証、医療証、母子手帳を忘れずにお持ち下さい。
・肩を出しやすい服装で来院下さい。
・5歳以上で1回目・2回目の接種を完了されていない方は、2価のオミクロン株対応ワクチン接種の対象外になります。
・5-11歳の小児用コロナワクチンおよび、乳幼児のコロナワクチンは、12歳以上のワクチンと比較し副反応が少ないことがわかっています。
【参考リンク】
・厚生労働省 乳幼児コロナワクチンについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_for_inf-chd.html
・東京都福祉保健局 乳幼児コロナワクチンについて
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/coronavaccine/infant.html
・厚生労働省 5-11歳の小児用コロナワクチンについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_for_children.html
・日本小児科学会 新型コロナウイルス関連の論文まとめ
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=334
今季のスギの舌下免疫療法を5月20日(土)より開始します。
開始前には血液検査などが必要になりますのでご希望の方は早めにお問い合わせ下さい。
2023年4月より予防接種のスケジュールが一部変更になります。また、その他変更があります。
①4種混合ワクチンの開始時期が生後3か月から生後2か月に変更になります
インターネット予約ページでも、生後2か月から4種混合ワクチンを予約できるように変更しました。
2023年4月1日の時点で生後2か月を過ぎている場合は、4種混合ワクチンを開始できますのでご注意ください。
4種混合ワクチンを生後3か月から開始されていた方は、引き続きこれまで通りのスケジュールで接種して下さい。
②子宮頸がんワクチンの定期接種に9価ワクチン(シルガード9)が認可されました
2023年4月以降、子宮頸がんワクチンの定期接種(小学校6年-高校1年女子)について、従来の2価ワクチン(サーバリックス)・4価ワクチン(ガーダシル)に加えて、新たに9価ワクチン(シルガード9)が選択できるようになります。
従来のワクチンを途中まですでに接種された方については、かかりつけ医師と相談のうえ続きのワクチンとして9価ワクチンを選択できる「交互接種」が認められています。なお交互接種では以下に述べる2回接種ではなく、3回の接種のみ認められています。
また接種方法について、従来は半年かけて3回接種されていましたが、9価ワクチンの1回目を15歳未満で接種された方については2回接種(6か月間隔)となります。1回目を15歳以上で接種された方は、2価・4価ワクチンと同じく3回接種となるためご注意下さい。
なお、自費での男性の子宮頸がんワクチンの適応については4価ワクチン(ガーダシル)のみ認可されていますのでご注意下さい。
1997年4月2日~2006年4月1日生まれの方に対するキャッチアップ接種は引き続き継続されます。ワクチンの選択・接種方法については定期接種と同じ扱いとなります。
シルガード9について https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001070080.pdf
③5-11歳の小児用コロナワクチンの追加接種(3回目以降)が、2価のオミクロン株対応ワクチンに変更されます。それに伴い初回接種(1・2回目)を終了します。
また追加接種までの接種間隔が5か月から3か月に短縮されました
初回接種(1回目・2回目)は従来の1価の小児用コロナワクチンのみ使用できますが、4月以降の入荷はありません。4月以降は3回目以降の追加接種のみ2価の小児用コロナワクチンを用いて行います。
板橋区の集団接種会場でも4月以降の5歳以上の初回接種(1回目・2回目)は行いません。
6か月-4歳の乳幼児用コロナワクチンは初回からの接種を当面継続します。
④12歳以上のファイザー製ワクチンの供給が終了予定です
6月中旬より12歳以上のコロナワクチンはモデルナ製に切り替わる予定です。ファイザー製ワクチンをご希望の方は早めに接種を済ませて下さい。
変更が多く混乱が予想されますが、ご不明な点があればお問い合わせ下さい。よろしくお願い致します。
※2023年5月20日より今季のスギ舌下免疫療法を開始します!
今年も花粉症のシーズンが本格的に始まりました。コロナでマスク生活が定着しましたが、それでも目の痒み・鼻づまりが辛いですよね。
東京都からも2月10日(金)をスギ花粉の飛散開始日(一定数以上の花粉を2日連続で確認された日)として正式に発表されました。例年より5日程度早いそうです。
花粉症の治療の基本はスギ花粉の回避+症状に応じて飲み薬・点眼薬・点鼻薬などの組み合わせで行います。
ただし小児では感染症を合併していることも多く、眼のかゆみなどの症状の訴えもあいまいなことがあり、判断が難しいことがあります。
当院では花粉症を疑われる方には簡単な鼻水のアレルギー検査を行い、客観的にアレルギー反応を確認するように努めています。ご希望の方はお気軽にご相談下さい。
また根本的な治療として舌下免疫療法を行っています。
一般的に舌下免疫療法を含むアレルゲン免疫療法では8割前後の患者さまで有効性が認められています。飲み薬や点鼻薬・点眼薬はあくまで一時的に症状を抑えるだけであり、根本的な治療ではありません。根本的な体質改善(長期寛解・治癒)を望む患者さまには、舌下免疫療法をお薦めしています。
スギの舌下免疫療法については花粉飛散時期の過ぎた5月末~6月頃より開始できます。
親子で一緒に治療されている方もいらっしゃいますが、たいへん好評です!成人の方単独でもご希望の方はお問い合わせ下さい。
【スギ花粉の回避方法】
①花粉飛散情報に注意する。
②飛散の多い時の外出を控える。外出時にマスク、メガネを使う。
③表面が毛羽立った毛織物などの衣服の使用は避ける。
④帰宅時、衣服や髪をよく払ってから入室する。洗顔、うがいをし、鼻をかむ。
⑤飛散の多い時は窓や戸を閉めておく。換気時は窓を小さく開け、短時間にとどめる。
⑥飛散の多い時はふとんや洗濯物の外干しは避ける。
⑦掃除を励行する。特に窓際を念入りに掃除する。
【関連リンク】
・東京都の花粉情報 https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/allergy/pollen/index.html
・花粉症一口メモ(東京都健康安全研究センター)https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/allergy/pdf/pri06_04.pdf
発熱外来・インフルエンザ・コロナPCR検査をご希望の方は随時対応しています。以下の点に注意して受診下さい。
2023年1月現在、新型コロナウイルス・インフルエンザともに大流行中です。現在は周囲の流行がなくても陽性者が多数でています。初期の症状は発熱・頭痛・倦怠感などほぼ同じです!
基本的にはインフルエンザ・新型コロナウイルスの同時抗原検査キットでの検査を実施しています。しっかり検体がとれれば、比較的発症初期から陽性の判定ができています。
インフルエンザに関しては発症初期(48時間以内)に抗ウイルス薬の適応があります。
ご家族がインフルエンザで療養中の方については、検査なしで臨床症状よりインフルエンザの診断をする場合がございます。
・初診の方や久しぶりに受診される方は、当院ホームページより問診表をダウンロード(印刷できない場合はメモ用紙に内容を記載)のうえ、経過・最終ワクチン接種歴・連絡先(携帯電話)などをご記入の上お越し下さい。
・受診当日にインターネットで順番の予約をして受診をお願いします。電話での予約は承っておりません。自分の順番が近づきましたら来院下さい。
・午前の診療予約は当日7時30分(診療開始は9時00分)、平日午後の診療予約は当日14時30分(診療開始は15時30分)、土曜日午後の予約は当日13時30分(診療開始は14時)より開始します。
・隔離室で診察します。隔離室が一杯の場合は病院前で待機して頂きます。
・症状や状況に応じて抗原検査、PCR検査を選択しています。抗原検査の結果は10分程度、PCR検査の結果は翌営業日以降に電話でお伝えします。
・自宅で検査をされる方は、十分に鼻水などの検体が採れていない場合、陽性でも陰性の結果(偽陰性)になる場合があります。検体の採取には十分ご注意下さい。
・唾液の抗原検査キット偽陰性の方が非常に多いです!
【東京都 新型コロナウイルス抗原検査キット配布窓口】※2022年11月8日より変更になりました
・抗原定性検査キット申込サイト(総合窓口ページとして新設)
https://tokyo-testkit.metro.tokyo.lg.jp/
・発熱等の症状がある方のための検査キット申込サイト
https://tokyo-testkit.metro.tokyo.lg.jp/onset/
・濃厚接触者となられた方のための検査キット申込サイト
https://tokyo-testkit.metro.tokyo.lg.jp/closecontacts/
・東京都検査キット直接配送事務局 コールセンター
0570-020-205(受付時間:午前9時から午後7時まで(土日祝日を含む毎日))
【東京都陽性者登録センターについて】
・自宅での検査で陽性となった場合は、発生届の対象となる方(65歳以上の方、妊婦の方、症状が重篤な場合や基礎疾患等のある方)以外の方は、東京都陽性者登録センタ
ーに登録して下さい。
東京都陽性者登録センター https://bit.ly/3zZiUzv
・My HER-SYS(マイハーシス)による健康観察など、療養中の支援を希望する方は、東京都陽性者登録センターへの登録が必要です。
・検査結果は、スマートフォンなどで画像として保存してください。陽性者登録センターに登録する際に検査結果の画像が必要となります。
医療機関を受診する場合も、検査キットによる検査結果を確定診断に用いる場合があるため、受診時に提示できるようにして下さい。
本日は4月9日(子宮の日)、子宮頚がん予防の日にちなんで子宮頚がんワクチンの案内をさせて頂きます。
2013年6月より経過措置をとられていた子宮頚がんワクチンですが、2021年11月より積極的接種の推奨が再開されました。それに伴い2022年4月1日より、これまで8年間接種を見送っていた方(推計260万人)のためにキャッチアップ接種という形で無料で子宮頚がんワクチンを接種できるようになりました。当面の間、12歳〜24歳頃までの幅広い年齢の方が無料で子宮頚がんワクチンを接種できます!
当院の接種希望の患者さまは、主に中学生以上の方が多く、本人が自分で考えて積極的に接種を希望されて来院される方が多い印象です。これを機会に改めてご家族で接種について考えるきっかけになればと思います。
【対象年齢・期間】
定期接種:小学校6年生〜高校1年生の3月
キャッチアップ接種:1997年4月2日~2006年4月1日生まれの方
【方法】
・3回接種、筋肉内注射
初回接種から2か月後に2回目を接種し、初回接種から6か月後に3回目を接種します
・接種しやすいように肩を出しやすい格好でお越し下さい
【日本における子宮頚がんの現状】
日本では毎年1万人の方が子宮頸がんと診断され、毎年約3000人の方が亡くなっています。7000人の方は自然に良くなるわけではなく、一部の方は子宮切除などの外科的治療が必要になり、妊娠や出産に影響が出たり、後遺症が残ることもあります。長期間のお休みも必要になるため社会的な問題も出てきます。罹患患者の中心は20-40代の若い世代の方になっており、この世代のがんでは最も高い罹患率となっています。
【子宮頚がんワクチンの種類と効果】
種類:シルガード9(9価)、ガーダシル(4価)、サーバリックス(2価)
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)を予防する効果があります。HPVには色々な型があり、定期接種のガーダシル・サーバリックスは日本で子宮頚がんの主な原因とされるHPV16/17型に対する予防効果が期待されています。
4価ガーダシルについて2020年のスウェーデンの報告によると、接種された方と非接種の方を比較したところ、17歳未満の定期接種の対象年齢で接種された方であれば罹患率は88%低下し、17-30歳で接種された方でも罹患率は53%低下しました。HPVはワクチンで予防できますが、一度感染するとワクチンでの排除はできませんので、HPVへの感染機会が少ない10代前半での接種が望ましいです。
9価のシルガード9は名前の通り9種類の型のHPVを予防できるワクチンで、2020年に日本で認可されましたが、アメリカでは2014年に認可され、現在すでに定期接種として採用されています。
※2023年4月より9価ワクチン(シルガード9)の定期接種・キャッチアップ接種が日本でも始まりました
【参考リンク】
・子宮頚がんとHPVワクチンの正しい理解のために(日本産婦人科学会)
https://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4
・HPVワクチンの接種を逃した方へ(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html
・HPVワクチンに関する情報提供資材 (mhlw.go.jp)
・9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について (mhlw.go.jp)
※2022年11月以降の小児・乳幼児コロナワクチンについては以下のリンクを参照下さい
https://kinderring.or.jp/11月からのコロナワクチンの予約および乳幼児のコ/
5~11歳のこどもの新型コロナワクチンの予約を開始します。
初回接種の3週間後に2回目の接種を行いますので2回目までセットで予約をします。
※PCR検査を含めた問い合わせ多数のため、昼休憩時間の電話受付を中止します。
【対象者】
・5~11歳の方で、自治体から接種券が届いた方
・接種2週間以内にインフルエンザ以外のワクチンを接種されていない方
【予約枠】
・2022年11月以降の予定については以下のリンクを参照
https://kinderring.or.jp/11月からのコロナワクチンの予約および乳幼児のコ/
※ワクチンの準備・保存期間が限られているため、こちらから時間を指定させて頂く場合がございます
【注意事項】
・母子手帳を必ず持参して下さい
・予診票を自宅で記入してから来院下さい
・肩を出しやすい服装でお越し下さい
・ファイザー製のワクチンを使用します。
・副反応の可能性があるため、接種翌日はゆとりを持った予定を組むようにお願いします
・初回接種が11歳で、2回目の接種までに誕生日を迎え12歳になった場合は、2回目も小児用コロナワクチンを接種します
【関連リンク】
5~11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY (jpeds.or.jp)
新型コロナワクチンの5~11歳の子どもへの接種(小児接種)についてのお知らせ|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
【当院の接種に対する考え方】
※当院の接種では現在まで重大な副作用の起こっている方はいません。発熱もほとんど認めていません。
今回の小児用コロナワクチンは全てファイザー製ですが、有効成分が1/3に調整されているため、副反応については12歳以上の方より少ないことがわかっています。
基礎疾患のある方やもしもの場合に入院生活が難しい方などについては接種をお勧めします。またお子さんだけでなく、ご家族に基礎疾患がある場合も接種を検討して下さい。今回の第6波ではお子さんからの家族内感染が問題になっています。
オミクロン株に対する小児用コロナワクチンの有効性のデータも少しずつ出てきています(現時点の有効性のデータの多くはデルタ株以前のものです)。ただし、通常のお子さんであればオミクロン株に関しては重症化リスクは低いため、難しい判断になります。感染予防効果は現在のオミクロン株に対しては弱いこと、経時的に効果は弱くなるため今後の追加接種も念頭に入れておかなければなりません。
最も懸念されることは、これからも新たな流行が予想されますが、新たな変異株が弱毒化するかどうかは誰にも分らないということです。流行が始まってから動いても間に合いませんし、そもそもワクチンが足りなくなり接種する機会を逸するかもしれません。
他にも判断材料はたくさんあります。
お子さんによっては痛みに対して過度に反応される方や、恐怖心が強く注射そのものが他のお子さんより苦手な方もいます。
逆に接種をすることで日常生活を少し楽な気持ちで前向きに過ごせる方もいると思います。大きなイベント前に対策を講じておきたいなども理由になるかもしれません。
少なからず副反応のあるワクチンですので、ご家庭でメリット・デメリットを勘案し接種を決めるべきだと思います。
なにかわからないことがあればお気軽にご相談下さい。
発熱外来もようやく少し落ち着いてきたところですが、花粉症が辛いシーズンになってきました。ここ数日問い合わせが急増しています。マスクをしていても眼の症状は辛いですね。くしゃみが出てくるだけで感染症なのか花粉なのか不安にもなります。お困りの方はぜひお問い合わせ下さい。
5~11歳のこどものコロナワクチンですが、接種券が配送されたため問い合わせが増えています。当院では3月8日(火)より予約を開始しますが、接種の開始は3月25日(金)からになります。発熱外来・成人のコロナワクチン接種も行っているため、予約枠が少なく大変ご迷惑をお掛けしています。接種翌日に副反応が起きてもお休みができるように週末の金曜日・土曜日のみ予約枠を作りました。また別途お知らせ致します。
さて、3月6日(日)は板橋区休日診療を9-20時で行います。
電話連絡のうえインターネットから順番予約をとって受診して頂きますようよろしくお願い致します。
発熱の方のPCR検査は午前中のみ実施しますのでご注意下さい。
発熱の方は隔離室があいてない場合は院外で待機して頂きますのでよろしくお願い致します。
時間短縮のため当院ホームページから問診票をダウンロードして記入のうえ受診するようご協力下さい(プリンターがない場合は問診表の項目を紙にまとめて書いて来てください)。
保健所に報告する際にワクチンの種類・接種歴(詳細な日付を含む)も重要になりますのでご確認下さい。
2月7日より東京都から濃厚接触者の方へ抗原検査キットの無料配布が行われています。配布期間も蔓延防止策の終了までの延長が決まりましたので、ぜひご活用下さい。
https://tokyo-testkit.com/