2020年7月17日(金)
3歳から接種するワクチンを忘れていませんか?
すっきりしない天気が続いています。
このたびの九州地方を中心とする集中豪雨で被災されたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。
新型コロナについては再び感染者が増加傾向ですが、4月の第一波と比較し軽症者が多く、重症者数や死亡者数が少ないという報告もあります。
緊急事態宣言が発令されない以上、お互い思いやりの気持ちをもって過ごして頂ければと思います。
先日、日本小児科学会から3月の川崎市での予防接種についての調査結果について報告がありました。
http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20200617_yobosesshu.pdf
乳児期のワクチンの接種数は例年と比べて大きな変動はありませんでしたが、1歳の4種混合ワクチン1期追加、麻しん・風しん(MR)ワクチン1期の接種数はやや減少していました。3歳以降で接種するワクチン(MRワクチン2期、日本脳炎ワクチン、2種混合ワクチン)の接種率は明らかに減少していました。
またアメリカでも3月13日の非常事態宣言後、ワクチン接種数が激減していることがわかります。
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/69/wr/mm6919e2.htm?s_cid=mm6919e2_w
新型コロナウイルスに目を奪われがちですが、新型コロナウイルスよりも怖い感染症はたくさんあります。
みんながワクチンを打たないことで集団免疫が弱まり、普段は流行していない感染症が流行する可能性があります。
フィリピンでポリオの流行が続いていることは有名ですが、世界的にも普段流行しない感染症のリスクが上昇しています。
予防接種については早めの接種を心掛けて下さい。
スケジュールなどご不明な点がある場合はぜひお問い合わせ下さい。