医療法人社団キンダーリング えがおこどもクリニック

小児科/アレルギー科/小児皮膚科

EGAO CHILDREN'S CLINIC

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2025年4月14日(月)
令和7年度 板橋区予防接種事業のまとめ

板橋区における令和7年度の予防接種事業について、各ワクチンの最新情報や助成制度、接種期限の延長などをまとめました。お子さまの予防接種や大人向けワクチン接種のスケジュール管理にお役立てください。目次の見たい項目をクリックしてください。



目次



  1. 1.MRワクチン 経過措置および一部助成について

  2. 2.おたふくかぜワクチン 任意接種事業の継続・期限延長

  3. 3.HPVワクチン(女子)定期接種の条件付き期限延長

  4. 4.HPVワクチン(男子)任意接種と条件付き期限延長

  5. 5.HPVキャッチアップ制度 終了と経過措置

  6. 6.小児肺炎球菌ワクチン(20価)の導入

  7. 7.4種混合ワクチンの5種混合ワクチンへの切り替えについて

  8. 8.高齢者肺炎球菌ワクチン 助成変更

  9. 9.帯状疱疹ワクチン(定期接種)

  10. 10.帯状疱疹ワクチン(任意接種)助成継続と変更



1. MRワクチン 経過措置および一部助成について


・定期接種として、第1期(1歳から2歳未満)と第2期(小学校就学前1年間)の2回接種が推奨されています。


・令和6年度よりMRワクチンが不足しており、接種を逃した方がいます。救済措置として生年月日が「令和4年3月20日から令和6年3月31日まで(1歳)」と「平成29年4月2日から平成31年4月1日まで(就学前)」のお子さまは当面の間、自己負担額が無料となります。詳しくは窓口までお問い合わせ下さい。


・対象の方は期限切れの予診票を使用できます。


・上記とは別に、板橋区ではMRワクチンを2回接種ができていない方について任意接種として助成が利用できます。予診票は健康福祉センターで発行されます。

詳しくはこちら(板橋区公式サイト)



2. おたふくかぜワクチン 任意接種事業の継続・期限延長


・1回目(1歳)、2回目(年長・小学校入学前年度)の助成(3000円/回)は引き続き利用可能です。


・ワクチン不足の影響により令和6年度に接種を逃した方の一部で、助成の期限が1年間延長されます。


・対象:令和5年1月30日~令和6年3月31日生まれの方(1歳)、平成30年4月2日~平成31年4月1日生まれの方(就学前)


・対象の方は期限切れの予診票をそのまま使用できます。



3. HPVワクチン(女子)定期接種の条件付き期限延長


・対象:小学校6年生から高校1年生相当の女子


・HPVワクチンが不足した影響により、令和6年度に高校1年生相当の女子は、令和4年4月1日~令和7年3月31日までに1回以上接種を受けている場合に限り、残りの接種について令和8年3月31日まで1年間接種期限が延長されます。


・対象の方は期限切れの予診票をそのまま使用できます。



4. HPVワクチン(男子)任意接種と条件付き期限延長


・令和6年4月1日より、男子へのHPVワクチン接種(任意)が板橋区で無料で開始されました。


・対象:小学校6年生から高校1年生相当の男子


・使用ワクチン:4価ガーダシル(3回接種)


・HPV関連のがん(頭頸部がん・肛門がんなど)の予防にも有効です。


・ワクチン不足の影響により、令和6年度に高校1年生相当の男子は、令和6年4月1日~令和7年3月31日までに1回以上接種を受けている場合に限り、残りの接種について令和8年3月31日まで1年間接種期限が延長されます。


・対象の方は期限切れの予診票をそのまま使用できます。



5. HPVキャッチアップ制度 終了と経過措置


・HPVワクチンが不足していた影響で、接種機会を逃した方向けの救済措置があります。


・令和4年4月1日~令和7年3月31日までに1回以上接種を受けている場合に限り、残りの接種について令和8年3月31日まで1年間接種期限が延長されます。


・対象:平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性


・対象の方は期限切れの予診票をそのまま使用できます。



6. 小児肺炎球菌ワクチン(20価)の導入


・令和6年10月より、20価の小児肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)の接種が開始されました。


・現在は令和6年4月より開始された15価(バクニュバンス)と20価(プレベナー20)の2種類の肺炎球菌ワクチンが使用されています。


・13価(プレベナー)を接種していた方も、残りの回数を15価または20価のワクチンで接種を継続できます。


・当院では今後、新規の接種は20価(プレベナー20)に統一いたします。


・すでに15価・20価のワクチンで接種を始めた方は、15価→20価など途中で切り替えることについての有効性や安全性に関する明確な臨床データがないため、原則として同じ種類のワクチンでの接種が推奨されています。当院では接種歴を確認してワクチンを選択するように気を付けています。



7. 4種混合ワクチンの5種混合ワクチンへの切り替えについて


・令和6年4月より、5種混合ワクチンの定期接種が開始されました。


・令和7年度中に4種混合ワクチンの販売が中止されるため、なくなり次第残りの接種回数は5種混合ワクチンに切り替えます。


・対象の方は4種混合ワクチンの予診票が使用できますのでそのままご持参下さい。



8. 高齢者肺炎球菌ワクチン 助成変更


・対象:65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで


・自己負担額:4000円(令和7年3月31日までは1500円)


・ご自宅に郵送される予診票をご持参ください。



9. 帯状疱疹ワクチン(定期接種)


・対象:65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳、101歳以上の方


・ワクチン:シングリックス(2回接種)


・助成額:1回あたり11000円(当院では自己負担11000円/回)


・ご自宅に郵送される予診票(黄色)をご持参ください。



10. 帯状疱疹ワクチン(任意接種)助成継続と変更


・帯状疱疹ワクチンの任意接種に対する板橋区の助成は令和7年度も継続されます。


・終了予定:令和8年3月31日(2回接種のため、令和8年1月までに1回目を受けてください)


・対象:定期接種対象を除く、50歳以上の板橋区民


・ワクチン:シングリックス(2回接種)


・助成額:1回10000円(当院では自己負担12000円/回)


・予診票(深緑色)は医療機関で配布していますので、お問い合わせください。


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