2025年1月31日(金)
スギ花粉症・舌下免疫療法について
今年も花粉症のシーズンが始まりました。
目の痒み、涙が出る、くしゃみ、鼻が詰まる・垂れる、のどがいがいがするなどは花粉症の代表的な症状です。
当院でも1月中旬頃より少しずつ相談される方が増え始めました。
治療の基本としては生活環境の整備、抗アレルギー薬の内服に加えて、症状に合わせて点鼻薬や点眼薬、軟膏を併用します。
授乳中の方やてんかん・けいれんなどの基礎疾患をお持ちの方は薬剤の選択に注意が必要です。
新しい抗アレルギー薬もいくつかございますのでご希望に併せてお勧めのものを選択しています。
症状がひどい方については根本的な治療として当院ではスギの舌下免疫療法を行っています。
舌下免疫療法 | 医療法人社団キンダーリング えがおこどもクリニック (kinderring.or.jp)
※スギ舌下薬の流通不足のため、現在20人の方が順番待ち状態です。ご希望の方はお問い合わせ下さい。
当院ではお子さんの治療が中心となりますが、1-2年のスギ舌下免疫療法を行っている方で、症状が楽になった、目の痒みを感じないという方がたくさんいらっしゃいます!
5才以上で開始は可能ですが、当院では早くても6歳以上で血液検査を実施したのちにスギ花粉の飛散時期を過ぎた6月頃に開始しています。小学校の高学年以上で希望される方が多いです。
花粉症状がない時期も毎日内服の継続が必要なため、治療の継続には本人の強い意志とご家族の協力が必須になります。よく相談されることをお勧めします。
当院ではお子様だけでなく大人の方も受診可能です。血液検査によるアレルギー検査も行っておりますので、ご希望の方はご相談ください。
【参考リンク】
・2025年版 花粉症一口メモ(東京都) https://www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp/allergy/pdf/pri06_04.pdf
・舌下免疫療法とは(鳥居薬品) https://www.torii-alg.jp/slit/